PMSの歴史

19世紀初頭にアメリカで月経の初めに症状が多いことに注目し、19世紀中期にイギリスでこの病名が発表されました。以降は、西ヨーロッパを中心とし認知されていきました。

日本でも近年認知され“PMSではないか”と婦人科を受診する女性が増えてきています。

もしあなたが月経の前に体と心に変化が感じる事が多いのであれば、それはPMSかもしれません。

PMSとは、月経前症候群の略です。

月経前症候群とは月経の前3～10日の間に、体または心に不調が出てくるもので、月経開始とともに症状が軽くなったりなくなっていったりするものをいいます。

症状がくり返し3ヶ月以上続いたり、日常生活に支障がでるほどひどい時には、PMSと診断されることが多くあります。

月経前症候群の症状は、腹痛・頭痛・肩凝り・吐き気・腰痛・ニキビ・吹き出物・食欲増加・便秘・胸が張るといった体に現れるものと、悲しい・憂鬱・倦怠感・イライラ・眠くなる・無気力・集中力の低下といったこころに影響するものがあります。

しかし、症状は人によってバラバラ。周期によっても変化し、200以上もあるといわれています。

日本では月経のある女性の８割が月経前に何らかの症状が出現します。日常生活を送るのに困難を感じるほどの強い症状が現れる女性の割合は5%といわれています。

特に妊娠や出産の経験がある女性の方が、こころの症状があらわれやすいようです。

悩みの尽きない子育てなどでこころの余裕がなくなり、症状として表れやすくなるのでしょう。

働く女性の場合では、

集中力が低下しミスが増えたり、社内で口論となったりすることが多くなりストレスが増え、ひどくなると吐き気、頭痛などが身体にでてしまうことがあります。

主婦、一般女性の場合では、

家事のやる気がおこらなかったり、イライラし家族、仕事場の人を傷つけたりすることもあるでしょう。

感情のコントロールが上手くいかなくなると、旦那や子ども、彼氏に八つ当たりしてしまい、

“私は子どもを虐待する母親だ”“彼女として失格だ”など、人間関係に悩んでしまい精神的に追い込まれ、それが症状として表れ、ひどい吐き気や、頭痛に繋がっていきます。

このように、月経前症候群とは年齢やそれぞれの生活スタイルによって違い、こころとからだにさまざまな変化が現れます。

PMSのトリガーとなっているのは、プロゲステロンというホルモンです。本来、妊娠を助長するホルモンなので、体内に水や栄養を蓄えたり、妊婦さんが安静に過ごせるように眠気を促すような働きをしています。そのホルモンの低下も原因です。

また性格でも症状に影響を与えます。

律儀な人や何を言われても我慢するタイプ、真面目な方、こだわりが強く完璧主義な人、交代制で生活リズムが変則的、自分に厳しく負けず嫌いの人などはストレスをため込みやすく、PMS(月経前症候群)になりやすい傾向にあります。

ぜろすぽ新潟市西区青山・新潟市秋葉区新津本町院では、ストレス除去のお手伝いと生活習慣の指導、血流を促すための手技療法、運動療法を用いて施術を行っていきます。

流れとしましてはまずはカウンセリングから行います。

今不安に思っている事、困っている事、生活習慣についてお話しした上で治療を今後どのように行っていくか患者自身の身体と相談していく流れになります。

ぜろすぽ新潟市西区青山・新潟市秋葉区新津本町院が考える自宅での改善の仕方としましてまず、ストレス発散方法を探すことです。これによって少しでも体の負担を軽減させ吐き気、頭痛などの身体に及ぼす症状の改善に近づいて来ると思います。

例）

お子さんがいる方

1週間に1回はお子さんを誰かに預けて自分の時間を作る。（これはご家族に協力してもらうことが不可欠です。）お子さんが寝ている間に、少しストレッチをしてみる。

そんなの無理と感じている方

お子さんが興味を持っているテレビの踊りを一緒に踊ってみたり、お子さんと一緒に体を動かす事はいかがでしょうか。

その他の方

食事や生活習慣を一気に改善するのではなく一つ一つ変えていきましょう。

睡眠は遅くても12時には寝る。

ビタミンCが入っている食べ物（赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、じゃがいも、キャベツ、さつまいもなど）を必ず一個入れる。逆にカフェイン、喫煙は控える。

趣味を見つけ、趣味の時間を作る。

これらを参考にして頂き、吐き気や頭痛、いらいらといった症状が少しでもある方は月経前症候群を疑い、一度見てもらう事をオススメします。そして私達と一緒に月経前症候群の症状軽減を測っていきましょう。

緩和の仕方はコチラを参考にして下さい↓

＜https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_670.html＞

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