慢性疲労症候群とは

身体診察や臨床検査で客観的な異常が認められない状況で、日常生活を送れないほどの重度の疲労感が長期間続く状態のことを言います。

診断基準として、

1，生活が著しく損なわれるような強い疲労を主症状とし、少なくとも6ヵ月以上の期間持続ないし再発を繰り返す（50％以上の期間認められること）。

2，病歴、身体所見、検査所見で、貧血、糖尿病、ガン、甲状腺障害などの疾患を除外

  症状の基準では

（以下の症状が6ヵ月以上にわたり持続または繰り返し生ずること）

①微熱（腋窩温37.2～38.3℃）ないし悪寒

②咽頭痛

③頚部あるいは腋窩リンパ節の腫脹

④原因不明の筋力低下

⑤筋肉痛ないし不快感

⑥軽い労作後に24時間以上続く全身倦怠感

⑦頭痛

⑧腫脹や発赤を伴わない移動性関節痛

⑨精神神経症状（いずれか1つ以上＝光過敏、一過性暗点、物忘れ、易刺激性、混乱、思考力低下、集中力低下、抑うつ）

⑩睡眠障害（過眠、不眠)

などが発症時に主たる症状が数時間から数日の間に出現することがあります。

身体所見基準では、

（少なくとも1ヵ月以上の間隔をおいて2回以上医師が確認）

①微熱

②非浸出性咽頭炎

③リンパ節の腫大（頚部、腋窩リンパ節）または圧痛

が見られることがあります。

これらの中で慢性疲労症候群と診断されるのは最初の2項目に加えて、症状基準8項目以上か、症状基準6項目+身体基準2項目以上を満たしている場合になります。

普通の疲れは、質のいい睡眠やバランスのよい食事など十分な休養を取ったり、不足している栄養素を補給したりすることで回復する疲労です。

慢性疲労症候群の疲労は、十分な休養をとっても回復しない疲労になります。

原因は

いくつかの研究によると、精神的及び身体的なストレスが関係している可能性があると考えられています。また、「几帳.面な人」「真面目な人」「正義感が強い人」などは慢性疲労症候群になりやすいので注意が必要です。プラスして遺伝的関与、感染症関与、免疫異常など様々な説があります。

主にストレスが原因と言われている慢性疲労症候群の専門医は精神科や心療内科の分野ではありますが、当院『ぜろすぽ鍼灸院・整骨院 青山』はカウンセリングをしたうえで体（表）に出ている不調に合わせて相談しながら治療し、精神面もサポートしていき、自宅でできることをお伝えしていきます。この病気は、ちゃんとした治療法が見つかっていないと言うことなので、日常生活から少しずつ改善していくことが大切です。

今回はその病気に対してぜろすぽ鍼灸院・整骨院 青山でお伝えしている対処方法、対策方法の一部をお伝えします。

1. ストレスを溜めない

    音楽を聞いたり、お風呂に浸かる、アロマを炊くなどして、リラックスする時間を取ることが大切です。

2. 適度な運動

    ウォーキング、水泳、サイクリング、ジョギングなどの有酸素運動を徐々に定期的に続けることにより疲労感を改善し、身体機能を高めることができます。

3.食事を見直す

食生活の偏りが、慢性疲労の一因となっていることがあります。とくに肉食が多く、野菜が少ない人は、スタミナ不足になりがちです。

一般に疲労しやすい人は、慢性的にビタミンやミネラルが不足している傾向があります。疲れがたまっていると感じたら

①ニラ

②タマネギ

③カボチャ

④イチゴ

⑤豚肉

⑥納豆

⑦アシタバ

などをバランスよくとるようにしましょう。

疲労しやすい体質を改善するには、今まであまり食べていなかった食品を取り入れるのも効果的です。

ヨーグルトを食べない人が、ヨーグルトを食べることで腸内環境が改善されると、栄養の吸収がよくなり、疲労回復につながることがあります。

コロナの影響でこの疾患が増えてきているので病院に行く際は心療内科へ受診し、緩和する為に出来る事をお医者さんと話し合い、自分に合った治療法を探していきましょう。

ぜろすぽ鍼灸院・整骨院 青山　

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